Scratchの基礎を学ぼう!キャラクターを動かしてみよう
Scratch(スクラッチ)は、キャラクターを使って簡単にプログラミングできる言語です。
あらかじめ用意されているブロックを使ってゲームなどを作ることができるよ。
今回は、ネコのキャラクターを動かすプログラムをつくってみよう。
ネコのキャラクターを動かしてみる
今回、マウスの矢印を追いかける動作のプログラミングをしてみるよ。
マウスを動かすと、動いた方向にネコが動きます。
ちょっと難しいと思うけれど、ここに書いてある通り、まずは真似してみよう!
ネコを動かすブロック
このプログラムで使うブロックです。
イベントの「旗が押されたとき」のブロック
せいぎょの「ずっと」のブロック
うごきの「○○へむける」(○○はマウスポインター)と「○○ほうごく」(○○は10)のブロック
ブロックは全部で4つ使うよ。
ブロックは、ブロックパレットからドラッグ&ドロップでコードエリアに移動してね。
プログラミングの手順
使うブロックがわかったら、次はプログラミングの手順に移ります。
1:「つくる」をクリック
2:ブロックパレットからイベントをクリック
3:「旗が押されたとき」ブロックを、ブロックパレットからドラッグ&ドロップでコードエリアに移動
4:ブロックパレットからせいぎょをクリック
5:「ずっと」ブロックを、ブロックパレットからドラッグ&ドロップでコードエリアにある「旗がおされたとき」ブロックの下に移動
6:ブロックパレットからうごきをクリック
7:「マウスポインターへむける」ブロックをブロックパレットからドラッグ&ドロップでコードエリアにある「ずっと」ブロックの中に移動
8:「10ほうごく」ブロックをブロックパレットからドラッグ&ドロップでコードエリアにある「マウスポインターへむける」ブロックのしたに移動
これで完成だよ。
旗をクリックしてちゃんと動くのか確認しよう
プログラムの基本が隠れてる
たった4つのブロックをつなぎ合わせただけなのに、ネコのキャラクターはマウスポインターの動きにあわせてネコがついてきましたね。
4つのブロックのうち「ずっと」のブロックは、プログラミングの基本「繰り返し(ループ)処理」です。
繰り返し(ループ)処理とは
繰り返し(ループ)とは、同じ処理を繰り返すことができるルールのようなものです。
プログラムで同じ処理を何度も書くのは手間がかかりますが、ループを使用することでコードを簡潔に書くことができます。
繰り返し(ループ)の種類
ループには、forループ・whileループ・do-whileループの3つがあります。
それぞれ、繰り返しの処理をおこないます。
代表的なループ処理の種類とそれぞれの基本的な使い方について説明します。
ちょっといきなりだけれども、Python(パイソン)とScratchの、繰り返し処理の記述方法の違いを説明するよ。
Pythonでの繰り返し処理
Pythonでは、主にforループとwhileループを使用して繰り返し処理を行います。
# 1から5までの数字を出力する
for i in range(1, 6):
print(i)
# 1から5までの数字を出力する
i = 1
while i <= 5:
print(i)
i += 1
Scratchでの繰り返し処理
Scratchでは、ブロックを使って繰り返し処理を実現します。代表的な繰り返しブロックには「何回繰り返す」と「ずっと」があります。
「何回繰り返す」ブロック
このブロックは指定された回数(この例では10回)だけ、中の命令を繰り返します。
「ずっと」ブロック
(ずっと)
[前に10歩動かす]
このブロックは無限に繰り返し、中の命令が停止されるまで実行され続けます。
scratchだと、この2つのブロックだけで簡単な繰り返しのプログラムを作ることができます。
PythonとScratchの比較
- Python: テキストベースのコードを使って繰り返し処理を行います。条件や範囲を指定して柔軟に繰り返しを制御することができます。
- Scratch: ブロックベースのビジュアルプログラミング環境で、繰り返し処理はドラッグアンドドロップで簡単に設定できます。特にプログラミング初心者や子供向けに適しています。
両方の環境で繰り返し処理を使いこなすことで、プログラミングの基本的な考え方を理解しやすくなります。
まずは、真似して作ってみよう!