小学校では2020年度から、中学校は2021年度から、そして高校は2022年度からプログラミング教育が必修化されます。
さて、小学校で始まったプログラミングってどんな授業が繰り広げられているか、パパママお父さんお母さんはご存じでしたか?
小学校の授業で算数を教える過程でプログラミングが取り入れられている事例をご紹介します。
算数の授業でプログラミングを体験 小学5年生
実際に使われている教科書を見てみましょう。
小学5年生の 正多角形の作図についてのページです。
このページの下に「134ページには、プログラミングのページがあるよ。」
次が134ページです。
このページは、プログラミング的に考えることで図を描く方法を学べるようになっています。
例)1辺が10cm方形方形をかく手順をプログラミング的に考える
図にあるようにA地点からB地点までどう動けばいいか
①1辺が10cmだからB地点まで20cm動けばいい
②次に10cm進んだら90度回転だけではなく90度右に回転して10cm進む
ポイントは”90度右”にが大事ですね。
ノートに正方形を書くときに、脳が判断して右だったり左だったり無意識に「90度回転しろ」と命令を出しています。
でも、プログラミングはこんな些細なことと思えることも一つ一つ丁寧に教えてあげないと正方形は書けないんですよ。
これでB地点まで到達しました。
同じ要領で、A地点に進めば正方形が書けます。
でも、命令を間違えると、辿ってきたところを戻ることになるので、しっかりと命令を出してあげないと正方形は書けません。
さらに、ページの一番下にある「プログラミングを体験する」というデジタルコンテンツを活用するとプログラミングを体験できます。
デジタルコンテンツは、実際にプログラミンングを体験できます。
プログラミングは学校の授業を変え、子どもの成長が期待できる
今までの学校は、教科書やプリントをメインに授業を進めてきました。
算数の授業にプログラミングを取り入れることで、いままでの学び方よりも算数に好奇心と楽しさを発見できます。
算数が楽しくなると、”授業を受ける”から”授業に向き合う”ようになり、今までのような型にとらわれない柔軟な発想の学び方ができるでしょう
プログラミングは失敗しても、何度も繰り返しチャレンジできるから、「できる」という体験が子どもの成長に繋がります。
プログラミングを導入するメリットですが、デジタル教科書(=デジタルコンテンツ)に弱点がはっきりとするところです。
クラス全体・児童一人一人が「どこでつまづいているか」が見えるようになります。
基礎学習を定着化してあげることで「つまづき」を解消してあげる手立てにも役立ちます。
これからは、プログラミングなどのデジタルコンテンツで学習することが、子どもの学習をサポートしてくれます。
もし、あなた自身がプログラミングってなんなの?と、興味があるなら、プログラミングそのものの意味やアルゴリズムってなに?を優しく解説してくれる一冊をご紹介します。
このブログで一番伝えたいことは、
子どもが自分で考え試行錯誤を重ねながら“じぶんでできる”体験を通して喜びを感じて欲しい。
子どもが作ったプログラムを客観的に評価されることで、他の人が何を求めているかを知り、自分本位にならず相手を尊重することを学びます。
成功体験を重ねることや他の人の意見を認めることの大事さを体現できます。
この素晴らしい体現ができる手段の一つがプログラミングなんです!